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ギターのスキャロップ指板について 特徴・弾きやすさとメリット・デメリット【速弾きにおすすめ?】

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スキャロップ指板のギターってありますよね。

私はスキャロップのギターの弾き心地が好きで、イングヴェイモデルのストラトはもちろん今までに2本自分でギターにスキャロップ加工を施しています。

今回は私の考えるスキャロップ指板のギターの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

目次

ギターのスキャロップ指板の特徴・弾きやすさ

スキャロップ指板

画像の通り、スキャロップ加工された指板は通常指が当たる部分がえぐられていて、深さは色々ですがU字にへこんでいます。

そのため、押弦をしても指が指板に触れません。初めてスキャロップ指板のギターを弾いた時はかなり不思議な感覚でした。ちゃんと押弦できるし弾けるんだけど、何か指がフワフワしてるというか浮遊感があるというか。

しかし、エレキギターはスチール弦なので、意外とすぐに慣れて弾きやすく感じるようになりました。

スキャロップ指板のギターを使ってると大体イングヴェイかリッチー・ブラックモア好きなのかなと思われます。私の場合はイングヴェイモデルのストラトを使ってるので一目瞭然ですが。

スキャロップ指板のメリット

スキャロップ指板はチョーキングとビブラートがやりやすい

スキャロップ指板の最大のメリットはこれ。とにかくチョーキングとビブラートがやりやすいです。指が指板に当たらないのでめちゃくちゃスムーズにコントロール出来ます。

スキャロップ指板のギターを弾いたことがない人も、このスイスイ感はぜひ一度体験してほしいです。

爪が指板に当たらない

爪を限界まで切っても指の肉の先端から出てしまうタイプの人は、普通のギターだと指を立てて押さえると指板に爪が当たってしまうと思うのですが、指板がえぐられているスキャロップ指板ではそれはありません。

出来るだけ切った方が良いと思いますが左手の爪がある程度長くても支障なく弾けると思います。

見た目がカッコいい

人によるかもしれませんが、見た目がカッコいいです。なんか只者じゃない感があります。

スキャロップ指板のデメリット

スライドがやりづらい

スライドが普通のギターに比べるとかなりやりづらいです。私はこれがスキャロップ指板の最大のデメリットだと思います。というか個人的には唯一のデメリットだと思ってます。それ以外にデメリットは感じませんね。

これも慣れたら問題はないのですが、それでもやはりちょっと引っかかる感じはありますね。指の形などで個人差があるとは思いますが、最初はボコボコとフレットに指が引っかかって違和感があったり、上手くスライドが出来ないと思います。

加工が大変&工賃が高い

自作ハーフスキャロップ指板
自作ハーフスキャロップ指板

自分でやってみれば分かりますが、スキャロップ指板に加工するのはめちゃくちゃ大変です。時間もかかりますし、手も痛くなります。

ギター工房でやってもらう場合、結構な額の工賃がかかります。その他のリペアも種類によってはスキャロップ指板だと割増料金を取られたりもします。

ネックの強度問題

指板を削っているので、削っていない場合と比べると多少なりともネックの強度は落ちていると思います。

しかし、エレキギターにはトラスロッドが入ってたりしますし、スキャロップ指板にする前提でネックがちょっと太かったりするものもあるので一概にネックの強度に不安があるとは言えません。私のイングヴェイモデルもかなりネックが太く、大きくネックが反ったりもしてませんし。

ただ、普通のギターの指板を削った場合はちょっと怖いですよね。特にIbanezなんかの超薄型ネックのギターとか。私だったらこういうギターはスキャロップ指板にせず、ジャンボフレットにしますかね。

スキャロップ指板のギターに関する噂・都市伝説

スキャロップ指板を弾くとピッチが高くなる?

よくスキャロップ指板のデメリットとして「弦を強く押さえすぎてピッチが上がってしまう」ほんのちょっとシャープしてしまうと言われますが、これは個人的には疑問ですね。

チューナーをONにした状態で試してみたら分かりますが、指が弦に強くめり込んで痛くなるくらい強く押さえないとスチール弦のギターは音程が変わりません。ここまで力が入っている人はスキャロップじゃない普通のギターを弾いても音程が変わってると思います。

弦が柔らかくテンションも弱いクラシックギターなら分かりますが、スチール弦のギターではちょっと考えづらいですね。

元々強く押さえすぎてる人がスキャロップ指板を初めて弾いたらそうなるのかもしれません。

私の耳が悪いだけかも?笑

スキャロップ指板だと軽く押さえるだけで音が出るから速弾きがやりやすい?

「スキャロップ指板だと軽く押さえるだけで音が出るから速弾きがやりやすい」これもよく聞きますが、疑問ですね。

私は普通の指板のギターを弾くときもスキャロップ指板のギターを弾くときも押さえる力加減は同じですし、速弾き(フィンガリング)に特に違いはありません。使ってる人に速弾き系ギタリストが多いから自然とそういうイメージが定着してるのかなと思ってます。実際弾いてみれば分かりますが、押さえる力加減は普通のギターと変わらないですよ。

もしかしたらビンテージ系の超スモールフレットのギターから持ち変えるとそう感じるかもしれません。

「速く弾けるようになる」これももちろんないですね笑

最後に

スキャロップ指板は速弾きがやりやすくなるとか言われますが、むしろチョーキングやビブラートを多用する人にこそ使ってみてほしいですね。滑らかさが全然違いますよ。私も弾きこなすことが出来るように練習を積んでいきます。

ちなみに、背の高いジャンボフレットでも似たような効果が得られます。

スキャロップ指板

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