サークルオブフィフス(五度圏)は覚えなくてもギターの指板を思い浮かべたりしても分かりますが、出来れば即答出来るよう完全に暗記しておきたいところですよね。中々覚えられないと困っている人も多いのではないでしょうか。
今回は個人的におすすめのサークルオブフィフスの覚え方を紹介します。
サークルオブフィフスのおすすめの覚え方
サークルオブフィフス(五度圏)の表をじーっと見て覚えようとしても中々覚えられず、「C、G、D…あれ、次はEだっけAだっけ?」となってしまったり、6番目7番目あたりのキーが何だったかというのがパッと出てこないという人も多いのではないでしょうか。
サークルオブフィフスは時計回りに「C-G-D-A-E-B-G♭-D♭-A♭-E♭-B♭-F」で一周してCに戻ります。
Cから始まるのはいいとして、そこからどう覚えていくのが効率的か。
「グダ海老」
この単語だけ覚えて下さい。語呂合わせとかアホらしいと思う人もいるかと思いますが、この単語だけ覚えたらサークルオブフィフスの暗記は9割以上完了です。
G(グ)-D-A(ダ)-E-B(海老)これでもうCから始まって5度進行(時計回り)の6番目まできました。ここからあと半分は「グダ海老」に全部♭をつけて下さい。
G♭-D♭-A♭-E♭-B♭です。
そして最後に残ったFを追加して全12キー暗記完了です。
- サークルオブフィフスはCから始まる
- Cの左にあるのはF
- Cの右側にあるのは「グダ海老」と「♭付きグダ海老」
覚えるのはたったこれだけでOKです。めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
参考として、サークルオブフィフスを4度進行(反時計回り)する場合のメジャートライアドの表も載せておきます。
調号から曲のキーがすぐに判別出来る
サークルオブフィフスの順番を覚えていれば、調号の♭や♯の数もすぐに分かるので便利です。
時計回りでは「ファドソレラミシ」と♯が順につき、反時計回りでは「シミラレソドファ」と♭が順につきます。この2つの言葉も覚えてしまいましょう。
例えば、サークルオブフィフスを時計回りに2つ動いたところにあるDキーの場合、ファとドに♯が付きます。つまり楽譜を見て調号で♯が2つ付いていればその曲のキーはDということになります。一方、反時計回りに3つ動いたところにあるA♭キーの場合、シとミとラに♭が付きます。楽譜の調号が♭3ならA♭キーということです。
ちなみに、平行調のマイナーキーもサークルオブフィフスを暗記できていればすぐに分かります。平行調は既に全部暗記してる人もいるかと思いますが、G♭(F♯)の平行調は?と聞かれて即答できない人は、時計回りに2つ飛ばしすればOKです。
例えば、Cの平行調はAmですが、サークルオブフィフスのCから2つ飛ばした先はAですよね。2つ飛ばしたアルファベットにマイナーをつければ平行調になります。では、先ほどの問題「G♭の平行調は?」の答えはE♭mとなるわけですね。
そのうち平行調は全部覚えてしまうと思いますが、あれ?なんだっけとなった時にサークルオブフィフスを上手く利用して下さい。
最後に
サークルオブフィフス(五度圏)の図を見ながら一つ一つキーのアルファベットを唱えていくよりも絶対に覚えやすいと思うのですが、どうでしょうか。
覚えやすそうだなと思った人は「グダ海老」を試してみて下さい。
サークルオブフィフスとギターの指板上の関係もマスターしておくと4度、5度の位置関係やギター指板の音名の暗記にも役立ちますので、一度確認してみてください。
関連記事:ギター指板の音名の覚え方(サークルオブフィフス版一覧表)シャープ・フラット付き音名まで暗記
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