ギター、というよりも音楽で最重要スケールの1つであるメジャースケールですが、みなさんはギター指板上のどこをどの指で押さえてもパッと弾けますか？
例えば、4弦の6fのG#を小指で押さえてG#メジャースケールをサッと弾けるでしょうか。
今回はメジャースケールをどこでも弾けるように練習します。スケールポジションを暗記していなくても、その場で簡単に、誰でもメジャースケールが弾けるようになると思います。
メジャースケールをギターで自由自在に弾くための前提知識
メジャースケールをギターで自由に弾くために必要な前提知識があります。それは
- メジャースケールの音の並び方
- ギター指板の音程
この2つです。これらが分からないとどうしようもないので頑張って覚えます。といっても簡単に覚えられます。
メジャースケールの音の並び方
メジャースケール、いわゆる普通のドレミファソラシド（キーC、ハ長調）の音の並び方はルートのC音から「全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音」という並びで音が高くなっていきます。
全全半全全全半と覚えてもいいと思います。
ギター指板の音程
次はギターの指板の音程です。既に知っているかもしれませんが一応確認しておきます。
- 同じ弦上では1フレット分が半音、2フレット分で全音
- 隣の弦では4フレット分が半音、3フレット分が全音（※2弦だけチューニングの関係で3フレット分が半音、2フレット分が全音）
ギターでメジャースケールを自由自在に弾けるように練習
いよいよ自由自在にメジャースケールを弾く練習をします。
練習方法はすごく簡単で、ギターで適当なポジションを好きな指で押さえます。そしてその音をルートとして、そこから「全全半全全全半」と音を上げていくだけです。
言葉だけの説明では分かりづらいという人もいると思うので、その場合は動画で確認してもらえばいいかと思います。
1本弦上でメジャースケールを弾く（横移動）
まずは1本弦上でメジャースケールを弾く練習をします。
ギターで適当なフレットを押さえて、そこから全全半全全全半と横へ動かします。ルートを押さえた指1本で弾きます。
2弦1フレットのCを押さえた場合は下の画像のようになります。他の音でも同じように、メジャースケールの音の並び方で横へどんどん動かしていきます。
Cメジャースケール
これは指板の音名を覚えることにも繋がりますので、まだ覚えていない人にとっては一石二鳥の練習ですね。声に出すか頭の中で今何の音を弾いているのかを確認しながら弾くと良いと思います。
ちなみに、メジャースケールを1本弦上で弾くというのはトモ藤田さんの教則本などでも紹介されています。
関連記事：ギター 指板の音名を覚える【指板音名一覧表】ドレミファソラシド編
メジャースケールをボックスポジションで弾く（縦移動）
次は複数弦を使ってメジャースケールを弾く練習をします。一般的なスケールポジションと同じような形になります。
ギターで適当なフレットを好きな指で押さえて、横の音を弾く指が足りなくなったらそこからは上の弦へ移動します。つまり、ルートを小指で押さえた場合はいきなり上の弦へ移動します。
もちろん、ここでも全全半全全全半と音を弾いていきます。弾く弦が変わるので最初は結構難しいと思います。特に2弦が絡む時はこんがらがりやすいですね。
最後に
もちろん、スケールは各ポジションを丸暗記して覚えるという方法もあると思いますが、全ての基本となるメジャースケールはこんな感じの方法でも自由に弾けるようにしておきたいところです。
その上で、よく使うスケールポジションをCAGEDシステムや3ノートパーストリングスのポジションなどで覚えていくのが良いと思います。
関連記事：ギター メジャースケールの全7ポジション（3ノートパーストリングス）結局これが1番楽かもしれない
佐々木秀尚さんの『ギターの音程感覚トレーニング』では今回紹介したのと似た練習方法も紹介されていました。さらに他にもトライアドなどの練習方法も紹介されています。昔ギターを弾いていた時に出会っていたかった本ですね。
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