ギターのアドリブの上達に必要な土台として、「ギターの指板の音名・度数(インターバル)の理解と暗記」「トライアドの理解と暗記」などと共に重要なのが「コードトーンの暗記」だと思います。
コードトーンってだいたいは各コードの6・5弦ルートの人差し指スタートのボックスポジションが1つずつ紹介されますが、あれだけでは将来的には絶対に足りなくなると思うんですよね。足りないというか、自由度がかなり低くなるというか。
他のポジション知らないし、コードトーンの位置を自分で考えるのめんどくさいしもう知ってる分だけでいいか…ってなったりしませんか？少なくとも昔の私は結構こんな感じでしたね笑
そこで、指板上で各コードのコードトーンを自由自在に弾けるようになるための基礎練習に使う指板表を作りました。ちょっと量が多いので3回に分けて紹介します。今回は6弦ルートのコードトーンです。ギターだけでなくベースの練習でも使えると思います。
（追記）4つのポジションだけで効率よく指板全体のコードトーンを覚える記事も書いています。こちらの方がより楽に指板全域でコードトーンを把握できるようになると思います。
ギター 6弦ルート・コードトーン一覧表（度数入り指板表）【ダイアグラム】
ネット上や教則本でもギターのコードトーンの表ってたくさんあると思うのですが、指板の度数が全部見えた状態のものって意外とないんですよね。黒丸で覚えるより絶対に応用が効くと思うので私は度数一覧表を使うことでパッとみて度数も把握出来るようにしました。
まずは基本的な形をマスターするために6弦ルート固定で1オクターブの4和音のコードトーンをどの指からでも弾けるように練習します。動画にもしてあるのでよろしければ参考にしてください。
Rをどの指で押さえても弾けるように練習することで、指板上を縦横無尽に動けるようになるはず…。その準備となる基礎練習です。コードフォームも確認しながらだと練習効率アップです。
関連記事：ギター 基本コードフォーム一覧表（6～4弦ルート4和音・度数入り指板表）【メジャー7th・マイナー7th・7th・マイナー7thフラット5・ディミニッシュ】
度数入りなので、各コードの構成音もひと目で分かるようになっています。
7th系コード構成音
- M7（R、M3、P5、M7）
- m7（R、m3、P5、m7）
- 7（R、M3、P5、m7）
- m7♭5（R、m3、♭5、m7）
6弦ルート固定で基本パターンを覚えたら6本弦全て使うパターンを練習していきます。
私の作ったコードトーン一覧表はかなり大きな図になってますが、6弦ルートの「M7、m7、7、m7♭5」の4つのコードトーンを「人差し指でRを弾く」「中指or薬指でRを弾く」「小指でRを弾く」の3パターン網羅しています。最初のR以外の運指は自分の弾きやすいようにしてもらってOKです。
上の指板図はM7のコードトーンのみですが、残りのm7、7、m7♭5のポジション含めて全てまとめたものは下のリンクに用意していますので、よければダウンロードしたり印刷したりしてコードトーン練習に活用してください。
全部覚えるのがキツければとりあえず人差し指スタートのみとか、この記事の最初でも紹介した「４つのポジションで指板全域をカバーできるパターン」を覚えるのもありだと思います。
4和音のコードトーンが難しいという場合は、3和音（トライアド）から始めるのもありですね。まだ覚えていない人はそちらも確認してみてください。
ギターの5弦、4～1弦ルートのコードトーン一覧表は下の2つの記事にまとめています。
関連記事：ギター コードトーン一覧表（5弦ルート・度数入り指板表）で指板の理解度アップ！【メジャー7th・マイナー7th・7th・マイナー7thフラット5】
関連記事：ギター コードトーン一覧表（1～4弦ルート・度数入り指板表）で指板の理解度アップ！【メジャー7th・マイナー7th・7th・マイナー7thフラット5】
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